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YOLO! GOGOLOG!

YOU ONLY LIVE ONCE!〜午后ののびのび趣味ログ〜

ほとばしる愛がスクリーンから溢れてくる!『たかが世界の終わり』

映画

こんにちは午后です。

 

『たかが世界の終わり』観てきました!

グザヴィエ・ドラン監督作品の中で

群を抜く過激な会話劇でした。

一方、一緒に見にきてた人は隣でよく寝てました笑

「目が覚めても言い合いばっかしてたね。」と。

よーく寝息が聞こえてましたよ…。

 

以下ネタバレあります↓

 

「結局どういう映画だったの?」

 

『たかが世界の終わり』は、一言ではいえないあらゆる要素が含まれていると思いました…。

観る人を選ぶ、というかなかなか難しく深い。

 

口喧嘩ばかりしてたけど、そこじゃないところが映画の言いたいところであり、

 

簡単に表すならフライヤーに書いてある言葉、

「愛されたい、愛されたい、嫌われても、愛されたい」

「溢れるほどの愛が、手のひらからこぼれていく。」

「理解できない、でも愛してる」

「愛が終わることに比べれば、たかが世界の終わりなんて。」

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みんな切実に、愛されたかったんですね。

 

まず前提に、

「もうすぐ死ぬ」ことを伝えるために12年ぶりに帰郷することとなった主人公ルイがいます。

 

しかしルイは、家族の中で1番寡黙であり、ギリギリまでそのことを言い出せない。

 

主人公ルイの母マルティーヌと、兄アントワーヌ、妹のシュザンヌと、兄の妻カトリーヌは、ルイの帰郷を家で待ち、迎え入れるも、

あらゆる場面で彼ら同士の口論はやみません。

 

本気の口論は全て感情の発露、悲しみ、憎しみ、妬み、怒り、

それぞれがもつ愛の渇望からくる感情をとにかくルイにぶつけます。

そして家族同士でも容赦なく言い合います。

 f:id:gogolog:20170215214328j:image

とにかくルイの、愛がほしかったから。

そしてお互いに愛されたかったから。

そのために自分から他者を愛し尊重することができない家族になってしまったんですね。

 

でもこれだけ、口論を重ねれば

最後に涙涙の和解があるのかな…

と思いきやそうはいかない!

最後までぶつかり合い!感情がほとばしって止まらない!

 

しかしながら、最後の口論だけは

他の場面とぐっと質も違います。

カメラワークも微妙に違ってるようで、

あっ、と驚きました。

 

ところで、ルイは自分の死について家族に打ち明けられたの?

 

これによってかなり結末の見方が変わるな〜と思いました。

結構迷いますね。

 

映画の表面的には言ってないんですけど、

最後の口論の前にもしかしたら何かあったのではとかなり匂わせてきます。

際どい!だからこそ面白かったです。

 

そして最後にルイは「自分が死ぬ」と伝えることと伝えないことを天秤にかけて選択したんでしょうね。

愛されたい、という全員の感情の裏に

微かながらも自分への愛を感じたんではないでしょうか。

結構やんわりと終わりましたけど、

死にゆく者として残していく家族に何をすべきか、わかった彼は

愛されるよりも愛する為に行動した、のかなぁ、と思いました。

なかなか難しい話ですわ…。

 

 いゃ〜細かなところでもぐっと面白く語れそうです。

食事にほとんど手をつけないのにデザートだけやたら食べてるところとか、

過激な口論をする人ほどタバコを吸いまくってるところとか、

口周辺の扱い方も秀逸。

 

ドランらしい派手な母親とか、

背中から取るところとか、

音楽に乗せてフラッシュバックとか、

ぐっとくるところも多かったですね。

それでいて挑戦的なまた新しい映画を観られました。

 

いつもながらざっくりな感想でしたが、

もう一回くらい観ておきたいな〜!

 

では!

 

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